2015.11.06
(略)
米海軍の攻撃型原潜としては、最新鋭のバージニア級原潜や、シーウルフ級原潜、
ロサンゼルス級原潜が配備されている。バージニア級原潜は、潜水艦の命である静粛性に優れ、
最新のソナーやセンサーを備え、沿海・浅海で行動できる性能を持ち、
地上攻撃力を重視した兵装(533ミリ魚雷発射管や、トマホーク用発射システム12基など)を搭載している。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「南シナ海で米イージス駆逐艦と、
中国のミサイル駆逐艦が対峙しているように、海中で、米中の攻撃型潜水艦同士が
熾烈な攻防戦をしているはずだ。米原潜は同海域に数隻入っているのではないか」といい、続ける。
「海上とは違い、海中の攻防戦は外部に見えないだけに激しく、まず発表もしない。
一般的に、潜水艦が『事故』『行方不明』というときは、敵との衝突があったと考えられる。
もし、『潜水艦が撃沈された』という発表があれば、米中の緊張状態がピークに達したといえる」
かつて、中国の原潜は「ドラをたたきながら水中を進む」と揶揄(やゆ)されるほど、
スクリューやエンジンの音が大きかった。米海軍や海上自衛隊には簡単に発見できたといわれる。ところが、世良氏は指摘する。
「確かに、中国原潜はうるさかった。だが、宋級通常型潜水艦などの静粛性は向上している。
世界最強の米海軍も侮れない。だから、P8対潜哨戒機を飛ばして警戒している。
2006年に沖縄近海で、中国の潜水艦が探知されずに、米空母『キティホーク』の至近距離に浮上して
挑発したことがある。現在の緊張状態で同様のことが起きれば、米軍が攻撃してもおかしくない。
今後、1、2カ月はこのような緊張状態が続く」
全文 ZAKZAK 全3ページ
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151106/frn1511061140002-n3.htm
レッドオクトーバーを追え!を思い出すな
2015/11/07 18:51 | 東亜情報 | COMMENT(0) TOP